前回のエントリで見たような Implicit Parameter の使い方を、「型クラス(を使った計算)」という。
これは Haskell から持ってきたもので、Haskell の用語では Additive を型クラス、StringAdditive や IntAdditive をそのインスタンスと呼ぶ。
と、ここまで研修資料の通りに書いたところで違和感を覚えた。型クラスとインスタンスは Haskell をやったことがあるので覚えている。Implicit Parameter の使い方というよりは、型パラメータを持った Additive と具体的な型について実装した StringAdditive や IntAdditive の使いかたを型クラスとインスタンスとよび、Implicit Parameter を使うと簡潔に書ける、といったほうが正解だろう(と思う)。
いずれにしても Scala において型クラスとインスタンスは重要な位置を占めているらしいので、次回からもう少し見ていく。