年末にサーバを1台止めたので、そこに繋いでいた外付け HDD を使わなくなった。1TB の HDD で、もう使いみちもなさそうだから処分しようと思う。というわけで、中のデータを完全消去することにした。
Ubuntu (というか Linux?)には、shred
というコマンドがある。ファイルやディスクにランダムデータやゼロを書き込んで、データを消去、復元できなくするコマンドだ。
処分予定の HDD を Ubuntu マシンに繋いでみると、つぎのようになった。
takatoh@apostrophe $ lsblk NAME MAJ:MIN RM SIZE RO TYPE MOUNTPOINT sda 8:0 0 931.5G 0 disk ├─sda1 8:1 0 512M 0 part /boot/efi ├─sda2 8:2 0 927.1G 0 part / └─sda3 8:3 0 3.9G 0 part [SWAP] sdb 8:16 0 931.5G 0 disk └─sdb1 8:17 0 931.5G 0 part /media/takatoh/805ec9ee-d5ae-4894-95b2-cea22ab0 sr0 11:0 1 1024M 0 rom
sdb が対象の HDD だ。このディスクのデータを消去するにはつぎのようにする。
takatoh@apostrophe $ sudo shred -uvz /dev/sdb
デフォルトでは、ランダムデータを書き込むことを3回繰り返す。指定したオプションの意味はつぎの通り。
- -u 上書き後にファイルを消去
- -v コマンド実行中の詳細(進捗)を表示
- -z ランダムデータ書き込み後にゼロを書き込む
というわけで、今回のケースでは都合4回書き込むことになるんだけど、昨日の夜に始めて約12時間くらいが経過した今朝の段階でやっと2回目の書き込みが始まったところ。予想以上に時間がかかりそうだなぁ。