ローカルネットワーク上で使ってる MediaWiki に YouTube の動画を埋め込みたいと思って調べたら、そのまんま、YouTube という名前の拡張機能があった。マニュアルに使い方が載ってる。
これを使うことにする。
環境
- Ubuntu server 20.04 LTS
- Docker 20.10.8
- docker-compose 1.25.5
- MediaWiki 1.35.0
MediaWiki は Docker コンテナ上で動いていて、これは dockerhub から取ってきた公式のイメージを利用してる。
拡張機能のダウンロードとインストール
拡張機能は、上のリンクからたどってダウンロードした。YouTube-REL1_36-c352d8c.tar.gz っていうファイル名だった。
マニュアルによると、これを MediaWiki のディレクトリにある extensions/ ディレクトリに置けばいい。コンテナの中に入って確認すると、(コンテナ内の)/var/www/html/extensions/ に置けばいいことがわかった。
とはいえ、コンテナ内に置く必要はなくて、外(つまりホスト側)に置いてボリュームをマウントすればいい。実際、LocalSettings.php ファイルなんかもそうなっていて、~/docker-environments/wiki/ 以下に置いてある。
というわけで、ここに extensions/ ディレクトリを作って、YouTube 拡張機能を配置する。
$ cd ~/docker-environments/wiki $ mkdir extensions $ cd extensions $ tar xzvf ~/YouTube-REL1_36-c352d8c.tar.gz
これで extensions/ ディレクトリの下に YouTube/ ディレクトリができる。
つぎに、MediaWiki の設定ファイル LocalSettings.php に1行書き加える。
wfLoadExtension('YouTube');
YouTube っていう拡張機能を読み込む設定だ。MediaWiki についてはこれで終わり。
Dockerコンテナの設定と再起動
拡張機能自体はコンテナの外に置いてあるので、ボリュームとしてマウントする。docker-compose.yml ファイルの volumes
セクションに書き加える。
- /home/takatoh/docker-environments/wiki/extensions/YouTube:/var/www/html/extensions/YouTube
最後にコンテナを起動し直して終わり。
$ docker-compose restart wiki
確認
実際に MediaWiki のページに YouTube の動画を埋め込めることを確認した。楽なもんだね。