set

前のエントリでset型のメソッドをいくつか書いたけど、どれも元のデータを変更しないメソッドだった。

もちろんもとのデータを変更するメソッドもある。
addとremoveがそれ。

>>> s = set([1,2,3,4,5])
>>> s
set([1, 2, 3, 4, 5])
>>> s.add(6)
>>> s
set([1, 2, 3, 4, 5, 6])
>>> s.remove(3)
>>> s
set([1, 2, 4, 5, 6])

組み込み型

Pythonには次の組み込み型がある。

  • 整数
  • 浮動小数点
  • 文字列
  • ユニコード文字列
  • リスト
  • タプル
  • 辞書(ディクショナリ)
  • set(集合)
  • bool(真偽値)

文字列とユニコード文字列の違いはそのうち。リストはRubyで言う配列、辞書はハッシュだと思えばよさそう。タプルはHaskellにもあるタプルだよね。

boolにはTrueとFalseがある。

で、面白いのはsetという型があること。これはちょっと珍しいと思う。少なくともRubyにもPerlにもHaskellにも(標準では)ない。

set型はset()関数で作れる。

>>> s1 = set([1,2,3,4,5])
>>> s2 = set([4,5,6,7,8])
>>> s1
set([1, 2, 3, 4, 5])
>>> s2
set([8, 4, 5, 6, 7])

set型のメソッドをいくつか:

和集合

>>> s1.union(s2)
set([1, 2, 3, 4, 5, 6, 7, 8])

共通集合

>>> s1.intersection(s2)
set([4, 5])

差集合

>>> s1.difference(s2)
set([1, 2, 3])

対照的差集合(どちらか一方に含まれるもの)

>>> s1.symmetric_difference(s2)
set([1, 2, 3, 6, 7, 8])

演算子もある:

>>> s1 | s2
set([1, 2, 3, 4, 5, 6, 7, 8])
>>> s1 & s2
set([4, 5])
>>> s1 - s2
set([1, 2, 3])
>>> s1 ^ s2
set([1, 2, 3, 6, 7, 8])

上の操作では、s1、s2そのものは変化しない。

>>> s1
set([1, 2, 3, 4, 5])
>>> s2
set([8, 4, 5, 6, 7])

Pythonはじめた

さて、ブログを書くのはおよそ3年ぶりというわけだけど、別に3年間何もやってなかったわけじゃなくて相変わらずRubyのスクリプトは書いていたし、Javascriptを触ったり、Perlをかじったりしていた。

で、最近はだいぶ前に買った「みんなのPython」(今見たら2006年の初版だった)を引っ張り出してPythonを触っている。バージョンは 2.7.3。そろそろ主流はPython3に移りつつあるのかもしれないけど、さくらインターネットのPythonも2.7.3だし、まぁ古くてもいいよねってことで。

とりあえずは定番のHello, worldから。

print "Hello, world."

実行結果。

^o^ > python hello.py
Hello, world.

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